日々の話

そうだ、京都行こう。~初詣は黒鉄の鳥居とギリシャ風拝殿の飛行神社へ~

京都府は八幡市に飛行神社という、航空宇宙業界人にとっては超有名ですが一般人では近所の人しか知らないんじゃないかというようなメジャーマイナー(こんな単語あるのか・・・?)な神社があります。

例年であれば、だいたい帰省の途中で立ち寄って参拝をしているのですが、今年はコロナの影響で帰省をしなかったため、元日から一人で参拝に行ってきました。

この飛行神社を簡単に紹介しますと、日本初の動力(ゴム)つき模型飛行器を作成・飛行させた二宮忠八という方が1915年(大正4年)に創建された神社です。

創建の目的は、飛行機の発展にともなって航空事故で多くの人命が失われるようになったため、その犠牲者達を弔うことがひとつ。次に、航空安全及び航空事業の発展を祈願してです。詳しいことは飛行神社のホームページにありますので興味のある方はそちらを参照してください。

で、この飛行神社ですけどかなり変わった神社です。

まず最初に参拝者を迎える鳥居

タイトルでは黒鉄と書きましたが、実際はステンレスでできています。金属地がむき出しで、無骨という表現がぴったりの鳥居です。

そして、拝殿はギリシャ風の建築となっています。さすがにご祭神を祀ってある本殿は通常の神社建築ですが・・・
写真を撮ってくるのを忘れてしまったので、実際に参拝するか飛行神社のHPで確認してください。

さらに拝殿の横には大阪湾から引き揚げられた零戦のエンジンが展示してあったり、入り口近くにはF-104で使われていたJ-79ターボジェットエンジン(実物)が展示してあったり

いろいろ規格外れな神社です。

奉納されている絵馬についても、航空会社や自衛隊のパイロットにCA、JAXAや三菱重工等の宇宙関係者のものなど業界関係者のものがずらりと掛かっています。

祈願の内容についてもかなり特殊で、特に宇宙関係のものは日本語なのに何のこと(おそらくは衛星だったりその搭載機材と思われるモノ)をお願いしているのかサッパリわからないものが多々あります。(一応補足しておくと、表になって見えているものについてだけコメントしてます)

御守も飛行安全のものがほとんどで、なかには戦闘機や救難ヘリコプター、人工衛星やロケットをあしらった「任務遂行守」、滑走路が描かれたフライトタグ風の御守まであったりします。

すぐ近くに石清水八幡宮があり、かつ住宅地の中にひっそりと建っているので、初めて行くと通り過ぎてから「あった!」ってなるような小さい神社です。

航空関係者でなくても普通に参拝できますので、興味を持たれた方は参拝されてみてはいかがでしょうか?

ちなみにこの飛行神社には3~4台が停められる地下駐車場があります。もし、満車になっていても回転が速い(神社でこの表現は適当なのだろうか)ので周辺をぐるっと回っている間に空車になることがほとんどです。なので、周辺住民が3時間で1000円とか1500円とかでやっている駐車場を使わなくても大丈夫です。

それでは皆様、本年もご安全に

ではでは

-日々の話

© 2024 空の本棚